2017-03-07 第193回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
次に、奄美大島を訪問し、奄美大島信用金庫の築理事長、同商工会議所の谷会頭及び同酒造協同組合の川崎理事長にお越しいただき、奄美群島の経済、金融の現状や地域振興に向けた取組などについて意見交換を行いました。
次に、奄美大島を訪問し、奄美大島信用金庫の築理事長、同商工会議所の谷会頭及び同酒造協同組合の川崎理事長にお越しいただき、奄美群島の経済、金融の現状や地域振興に向けた取組などについて意見交換を行いました。
その具体的な例といたしまして、沖縄県酒造協同組合が行う長期貯蔵の事業に対しては、これに貸し付け、低利融資をいたしております。泡盛につきましては、泡盛が沖縄の伝統的なものであるという沖縄の特性を持っておりますので、沖縄公庫もその点を十分に考慮いたしまして、今申し上げたような融資制度を開設いたしておるところでございます。
昭和五十一年に各製造業者の生産する泡盛を仕入れ、長期保存し、古酒として県外に販売するとともに、原料米及びその他物資の共同購入を行い、業界の安定と経済的な地位の向上を図るため、沖縄県酒造協同組合が設立されております。視察先の瑞泉酒造は、県最大手のメーカーであり、十五度から四十三度までの各種製品を製造、販売しているとのことであります。
ところが、この主な出資先を聞いてみますと、日本たばこ産業、それからキリンビール、あと東北電力、それから日本醸造協会、東京都酒造協同組合、日本穀物検定協会、これが主な出資先だというのですよ。あの酒どころの宮城でも秋田でも大変おいしい酒があるし、いい酒がありますね。地元が全然入っていないんです。
しかるに銀行局長はそう御心配はないような楽観論でございますが、私の知り得ました数県におきましては、すでに酒造協同組合には貸さない。すなわち協同組合において昨年の借金がある程度残つておる県がある。そういうところの協同組合には貸さない、個人々々を検討して貸す、こういう通知が参つておる県が実は数県あるわけであります。